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"HELMUT NEWTON"
1920年、ベルリン生まれ。ユダヤ人迫害を逃れオーストラリアで市民権を獲得。
オーストラリア版『ヴォーグ』の仕事を手始めに頭角をあらわし、62年からパリへ。
仏『ヴォーグ』で認められファッション写真家として活躍していたが、70年に心臓発作を起こし、創作的な仕事に専念し始めた。
早くから映画やドラマからの着想が滲んでいたニュートンの写真は、次第にヨーロッパ上流階級や社交界をシチュエーションに、性的退廃、フェティシズムを濃厚に取り込んだ演出で強いオリジナリティを形成していく。
時にサドマゾ、露出狂なども連想させるイメージはポルノぎりぎりと言われたが、その技術と戦略は卓越しており、76年の『White Women』、80年代の『Big Nudes』シリーズなど名作写真集を通してアーティストとしての評価を不動のものにした。
2004年にハリウッドで事故死。
Andy Warhol Sleeping
Elsa Peretti
Shoe
Willi Fashion Mansfield f British Vogue
High Dive Monaco

"High Dive Monaco, Monaco, 1983 "
1983年の作品。フランスを離れて移り住んだモナコで撮影された写真『ハイダイブ・モナコ』。
Fat Hand and Dollars

" Fat Hand and Dollars, Monte Carlo, 1986"
モンテカルロで最もよく知られたとされる『ヘルムート・ニュートン』の作品。彼の作品ではもはや普通とされている、女性のヌード像とは対照的なイメージが特徴。また本作には、贅沢と過剰で知られる歴史的な海辺の町モンテカルロの華やかさ、魅力に対する敬意が表されています。
David Hockney, Piscine Royale

"David Hockney, Piscine Royale, Paris, 1975"
被写体は椅子に座り、腕と足を組んでいるイギリスの現代芸術を代表する芸術家『デビッド・ホックニー』。彼は1960年代からポップアート運動にも参加し、長らくロサンゼルスを拠点に活動しています。床に横たわっている男性と女性が背景に見え、壁の上から前景のシーンを見下ろしている他の人々にも注目。
Karl Lagerfeld for Chloé

"Karl Lagerfeld for Chloé, Toscana, Italy, 1977"
クロエのデザイナーであったドイツ出身のファッションデザイナー『カール・ラガーフェルド』が、 『シュテルン』誌のために『ヘルムート・ニュートン』に依頼して撮った作品。被写体であるイタリア人モデル『ダリラ・ディ・ラッザーロ』は、カールが手がけたランジェリーを身にまとっています。